さちこ
けいすけ
パオ
この記事は「NOと言える人になる」という本をもとに自分の経験を踏まえて、保育の職場で悩まれている方向けに書きました。
この記事は次の方におすすめです。
- 職場がサービス残業、持ち帰りの仕事にモヤモヤしている方
- 職場の人間関係で悩んでいる方
- パワハラなどを受けて困っている方
職場の不公平なトレードだらけだ!
わたしたちは日々いろいろなものをトレードしながら生きている。
家族や恋人、友人とは愛情や思いやりをトレードし、お店では商品やサービスと代金をトレードし、職場では労働時間や能力、アイデアなどと給料をトレードしている。
しかし、トレードはフェアに行われるのではない。
・保育園で無理な仕事をふられていませんか?
・サービス残業、持ち帰りの仕事で余裕のない生活をしていませんか?
・上司からのパワハラや保護者からの理不尽なクレームに悩まされていませんか?
このようなことにモヤモヤしながらも、当たり前だと思っていませんか?
これは当たり前のことではありません!
これをやめさせるためにどうすればいいか?
自分と他人の間の境界線を意識する
まずは
「自分と他人の間の境界線をきちんと意識し、守る」ことです。
例えば、このようなことはないだろうか?
「社会人だから〇〇することは当たり前だ」
「こんなことは常識だ!」
「責任感がない!」
「使えないな!」
といった言葉であなたを責められた経験はないですか?
これは他人があなたの領域に勝手に踏み込み、
価値観やルール、要求を押し付け、相手をコントロールしようとする行為です!
このような行為のことを「ラインオーバー」と名付けます!
このラインオーバーさせないためには!?
具体的な対処方法
まず大切なのは、
「ラインオーバーはされたかどうか決めるの自分自身」です。
その上で次の3つのポイントを紹介します。
第三者に相談する
人間関係で悩んでいる方は、ラインオーバーされても「これを言われたのは自分が悪い」とか「気にしすぎかな」と思っていることが多い。
自分の感覚を信じきれないと思っているので、信頼できる人に相談して、客観的な意見をもらいましょう。
相談できない人は、日記や紙に書き出しましょう!
そしていろいろなモヤモヤを少しでも客観的に見ることをおすすめします。
気持ちを伝える努力をする
相手に悪気がない場合はや話せばわかってもらえそうな人には、アイメッセージで伝える。
アイメッセージとは
『私』を主語にして、自分がどう感じたかを伝える」というものです。
例えば、
「私は、あなたの言いたいことはわかりますが、そのような言い方に傷付きました」
「私はあなたがしたことで、悲しい気持ちになりました」
自分が感じたことは事実です!間違いありません!
アイメッセージで伝えることによって、相手を批判するのではなく、
自分が感じたことを相手にも伝わりやすくなります!
相手をNOの棚に入れる
誠実に気持ちを伝えても、相手に聞く気がない場合やラインオーバーを繰り返す相手には、
「あなたを大切にしない人」であることを認めよう。
たとえ、親や友人、同僚であっても、あなたの心の中の「NO」の棚に入れて、距離を置こう。
「NO」の棚に入れた人は接触しないのが基本である。
「関係を改善しよう」と考える必要はありません。
話しかけられても、一言二言そっけない態度を取る。
いい人はついつい「関係を改善しよう」と思ってしまうんですよね。
とはいえ、ケースバイケースなので、これらのことを参考にしつつ、
相手との関係を考えていきましょう。
この相手との距離を意識することがとても大切です!
まとめ
保育園は子ども、保護者、職員との人間関係が複雑に絡み合っている職場です。
そして、保育士はある意味、全てにYESを求められているとも言えます。
全てにYESを言うことは無理があることなので、多くの人間関係の悩みが起きます。
その悩みを解決するたった一つのことは「自分と他人の境界を意識すること」です。
この境界を超えることをされる時は「NO」と言う!避ける!逃げる!です。
NOと言えることは、自分を守ためにつながる大切なことです。
このことは、他者を守ることにもつながると私は思っています。
もし、人間関係で悩んでいる方はこの本を一度読んでほしい。
このブログで紹介したものはほんの一部です。
これ以外にもさまざまな考え方や実践方法が書かれています。
わたしが若いときに読んでおけば、もう少し楽に仕事ができていたと思います。
人間関係に悩んでいる人、全てにおすすめできる本です!